私たち人間の仕事がAIに置き換わるという時代において、「AIに負けない」ように子育てをしたいと思う人は多いのではないでしょうか。
大手企業に勤めて多くの人・仕事と接してきた経験、年間多数の読書
(特に育児関係)をしている情報から考えをお伝えしたいと思います。
今回は、スタンフォード大学を卒業し、3人の息子もスタンフォード大学に入学させている方の本も読ませていただき、私の実践内容と共にお伝えいたします。
ポイントは3点です。
- 「子どもの成長」の土台になること
- 「学ぶ意欲」を育てるために行うこと
- 「自己肯定感」が現代を強く生きるために必要なこと
アグネス・チャンさん から学ぶ
(引用:アグネス・チャン オフィシャルサイト)
今回は、アグネス・チャンさんの本から学んで、取り組んでいる事をご紹介します。
アグネス・チャンさんは、スタンフォード大学の大学院教育学博士課程を修了されています。
また、3人の息子もスタンフォード大学に入学しており、アグネス・チャンさんの子育てから学ぶ事は多いのではないかと思います。
我が家で読んだ本は、『未知に勝つ子育て:AI時代への準備』です。
昔テレビで見ていた時は、そんなすごい人とは思わなかったですね。。
(すみません)
「AI時代への準備」という事で、まさに現代に必要な準備ではないでしょうか。
生後1000日の投資は実りが大きい
生後1000日、つまり3歳頃までの事になります。
- 十分な栄養
- 母親の安定
- コミュニケーション(五感を伴う刺激)
まずは、基本的な事になりますが、これらは子どもの健やかな成長のために、とても重要な要素です。難しい育児理論は、一度置いておいて、このような「基本」と言えるようなことをしっかりと行ってあげる事が、子どもにとっては最重要と考えています。
アグネス・チャンさんの考えは、「知育」に偏ったものではなく、基本となる「愛情」を大切にされている事がわかります。
学ぶ意欲は、親の影響?
AIの進歩など、変化の激しい現代においては、常に学んで自分をアップデートしていくことが重要となります。そのためには「学ぶ意欲」が重要となります。
私自身、学生時代は「学ぶ機会」はあっても「学ぶ意欲」が無く、社会人になってから「学ぶ意欲」の重要性を痛感しました。
「もっと勉強しておけばよかった」・・あるあるですよね。。
アグネス・チャンさんは、「8歳までは毎日新しい刺激を与えるの事が重要!」と述べられています。
そして、「学ぶ意欲」はそれらの刺激、挑戦する環境から育まれるということです。
このような刺激や環境は、小さい子どもが自ら得ることは中々難しいです。そのため、親の働きかけが重要になります。
「学ぶ意欲」を育むためには、我が家では下のような事に気を付けています。
- 地域のイベント(美術館の展示、屋外イベント等)に積極的に参加する
- 疑問があれば自ら調べる、(店員さん等に)自ら聞くように働きかける
- しっかりと外で運動する(少し高いところジャンプしたり様々なチャレンジ・刺激がある)
強く生き抜くためには「自己肯定感」が鍵となる
「自己肯定感」とは、文字通り「自らを肯定する」ことです。
1つ気を付けたいのが、「自分の誤りを認めない」とは全く異なという事です。これは逆に、自己肯定感が低いがために、「誤り=自分を否定する事」という潜在意識から、誤りを認めることができないのだと思います。
さて、この自己肯定感が高いとどのような効果があるかと言いますと、以下の点です。
- 学ぶチャンスが増える
- レジリエンスが高くなる(適応能力、心の回復力)
- グリッド(やり抜く力)のベースとなる
この3点は大人になった時を考えてもとても重要だと思います。
少し聞きなれない言葉で、「レジリエンス」というものがありますが、これは適応能力や、心の回復力を意味します。
自己肯定感が高いと、失敗したときのダメージが小さく、回復も早いというものです。
1度の失敗で自分の価値が無くならないという事を潜在的に認識しているためです。
つまり、「本質的な失敗」=「諦めた時」という事を認識しているため、心が折れにくいのです。
自己肯定感は、幼少期の親との関係によって生まれます。
「あなたは、価値のある人間です。ありのままで宝です」という事を分からせてあげるのです。
まとめ
アグネス・チャンさんの本は、「子どもの成長」の土台になる事、社会に出てから重要と気付かされた「学ぶ意欲」の重要性、現代を強く生きるための「自己肯定感」の重要性を学ぶ事ができます。
3人の息子をスタンフォード大学に入学させた実体験から出てくる考え方、アグネス・チャンさんの愛情を持った子育てが伝わる、「気付き」の多いオススメの1冊となります。
読書は、自身の環境・時間・現時点でのレベルからは経験できない事を疑似体験させてくれる素晴らしいツールだと思います。ぜひ皆さんも読書をする習慣をもってみてはいかがでしょうか。
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